
~小寒~
◎補脾も重要
冬は腎の季節ですが、
補腎だけでは
精を増やすことは出来ません。
精を増やすためには
脾の力を借りて食事から精を作り、
腎に補充する必要があります。
そのためにも脾は
健やかでならなくてはいけません。
そこで脾の働きを助けるため、
補脾をしましょう。
脾を補うことで消化吸収を助け、
効率よく栄養を
身体に取り込むことが出来ます。
◎精を大切に
寒さがさらに厳しくなってきます。
精を蓄えることも大事なのですが、
それに加えて精の消費を控えるのも
この時期大切な養生です。
冬は早寝遅起きをし、
激しい運動を控え、
身体を冷やさないことで、
エネルギーの消費を控えましょう。
補陽し裏を温め寒を散じ、
しっかりと身体を温めましょう。
寒さが本格的なこの時期は
しっかりと補陽し
身体を冷やさないようにしましょう。
足首や首元を温めると
いつもより少し温もると思いますよ。
◎男女の営みは控えめに
腎は生殖機能と関係が深く、
精力剤と呼ばれるものは
全て補腎剤が使われています。
男女の営みは精を使って行われ、
生殖活動は腎が担っています。
冬は精の消費を控えることが
養生につながりますので、
冬は過度な房事を避け、
精を蓄えるよう心掛けましょう。
▪旬の食材▪
大根 だいこん
<辛/甘 涼 脾/胃/肺/三焦>
生食が辛、加熱すると甘になります。
食積痰湿とは消化不慮などの
食べ物が胃で痞えている状態を言い、
この場合の消化を促し、
整腸作用も加わり、
胃腸の働きを整えてくれます。
▪お勧め食材▪
黒豆 くろまめ
<甘 平 脾/胃/腎>
黒は腎の色であり、
また腎臓に形も似ていることから、
黒豆は腎を補うと言われています。
また利水作用もあり
身体の余分な水分を除いてくれます。