~穀雨~
◎肝の亢進は精の消費
肝に負担がかかり、
肝が異常に亢進すると
精を浪費します。
そして精が不足すると
血が作られず血虚になり、
さらに肝が亢進します。
◎肝は筋膜と目
肝は筋膜と呼ばれる
筋や膜とつながっています。
筋は腱も含まれ、
膜は腹膜や横隔膜、
細かく言うと細胞膜などを指し、
身体にあるすべての筋膜は
肝とつながっています。
また肝は目ともつながりがあり、
視力低下や目の疲れなどは
肝の疲弊を意味します。
お酒を飲み過ぎた次の日や、
睡眠不足、疲労などで
肝に負担がかかると、
目がしょぼしょぼしたり
乾燥したりするご経験はありませんか。
◎怒らない
ストレスで気が塞ぎ込んだり
イライラしたりすると、
自律神経が乱れ肝に熱がこもり
さらにイライラが増します。
肝は睡眠で回復し落ち着きます。
朝寝坊には気を付けて、
夜は早寝を心掛け、
しっかり睡眠を確保し肝を落ち着け、
イライラせずに過ごしましょう。
▪旬の食材▪
牛蒡 ごぼう
<苦/辛 寒 肺/胃>
発汗と発散作用で寒を追い出し、
利尿作用により水毒を解消することで、
性質は寒性ですが、
体を温めてくれます。
果実は乳腺炎に用いられます。
▪お勧め食材▪
豌豆 えんどう
<甘 平 脾/胃>
収穫時期によって
様々な呼び名を持っています。
さやえんどう、スナックエンドウ
グリンピース、豆苗
これらは豌豆の仲間です。
体の熱を取り除き、津液を増やし、
気血の巡りを良くし
水毒を取り除いてくれます。